籌木

★資料登録番号26IDM-Hy-15
収蔵施設名柳之御所資料館
公開解説籌木は、排便の後始末に使う棒や箆(へら)のことで、クソべラとも呼ばれていました。奥州藤原氏の居館跡とされる柳之御所遺跡では、多くのトイレ状遺構が発見されています。トイレ状遺構といっても、径1m程の円形又は隅丸方形の素掘りの深い穴にすぎないのですが、埋まっていた土には、籌木の他に、元は人糞だったかもしれない黒い塊や、ウリの種、寄生虫の卵等が含まれていました。植物の種や寄生虫の卵から、当時の人々の食生活の一端を伺うことができます。柳之御所遺跡出土の籌木は、スギ材の薄い板を幅2~3㎝に割り、若干の面取りを施した簡素なものです。奥州藤原氏の居館跡ということを考えれば、籌木の使用は貴族や身分の高い武士などに限られていたのかもしれません。

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