杓子

★資料登録番号26IDM-Hy-8
収蔵施設名柳之御所資料館
公開解説杓子は、飯または汁などをすくう台所用具で、一般的にはシャモジ、古くはカイ、ヘラと呼ばれました。形は丸い頭に柄をつけたもので、一般に飯用は頭が平らで、汁用は中くぼみになっています。この木製の杓子は頭が平らになっているので、飯用の杓子ということができます。柳之御所遺跡では、杓子は完形のかわらけや、お盆の木の板(折敷(おしき))、箸と共に出土することが多いことから、「かわらけ」を用いた宴や儀礼の際に用いられたと考えられます。『後三年合戦絵巻』では、武士の宴の席で、素焼きの土器に山盛りの飯を盛り、2本の箸を立てている場面が登場します。いわゆる「椀飯(おうばん)」の儀式で、客に御馳走を振る舞う「椀飯振舞(おうばんぶるまい)」という言葉は今でも使われています。

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