渥美産片口鉢

資料登録番号26IDM-Hy-2
公開解説愛知県の渥美半島一帯で焼かれた須恵質の鉢で、口縁には1ヶ所、片口が付いています。現在の擂鉢(すりばち)のような使い方をしたようで、平安時代末期の絵巻物『病(やまいの)草紙(そうし)』でも、須恵質の片口鉢とすりこ木(ぎ)を使い、薬草を調合している女性の姿が描かれています。本来は擂鉢ですが、内面は使用のため擦れてつるつるになっています。渥美産の片口鉢は、東日本でも一定量が流通していたようですが、日用品として使用頻度の高いこともあり出土品は小片が多く、完形に近い出土品はかなり珍しい例といえます。
収蔵施設名柳之御所資料館

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