波状文四耳壺(12世紀) 

★資料登録番号26IDM-H-63
収蔵施設名岩手県立博物館
公開解説山屋館経塚の4基の経塚状遺構のうち、盗掘を免れた1号経塚から出土したこの壺は、須恵器系の陶器で製作地不明ですが、12世紀後半に珠洲窯(能登半島)の直接の影響を受け、日本海に面した地域の窯で製作されたものと考えられます。肩には4個の横耳が付けられ、櫛目文による波状文が描かれています。壺の内部には経筒の痕跡はなかったことから、三筋文壺同様、直接経巻が入れられていたと考えられます。北上川流域では、経塚に東海系と日本海系の陶器がセットとして用いられる傾向があり、太平洋と日本海の陶磁器の流通ルートを利用した、奥州藤原氏系の経塚の特徴と推定されています。

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