蓮華形馨

★資料登録番号26IDM-H-11
収蔵施設名岩手県立博物館
公開解説この蓮華形磬は、紫波町の比爪館跡の発掘調査で五鈷杵(ごこしょ)とともに出土しました。比爪(ひづめ)館跡は奥州藤原氏の一族、比爪氏の居館跡とされています。12世紀末、奥州合戦により比爪氏は滅亡しますが、その後、大荘厳寺(だいしょうごんじ)というお寺が建てられました。磬はもともと古代中国の楽器で、仏教の法具となりました。現在でも法要で使われています。孔雀が向かい合い、中央に蜂巣のある文様が一般的が、比爪館から出土した磬は蓮華型で大変珍しいものです。仏具であることから、大荘厳寺に係わる遺物とされてきましたが、比爪氏の当主、比爪俊衡は仏教に深く帰依していたことを考えると、比爪氏に関係する仏具の可能性も考えられます。

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