バラ色のシャツを着た若い婦人の肖像

作家ヴァン・ドンゲン,キース Kees Van DONGEN
制作年1907年頃
材質、技法(形状)油彩・布
作品寸 (縦、cm)41
作品寸法 (横、cm)27
作品識別番号Ⅱ-191
公開解説〔國富奎三コレクション室 常設展示室〕
 ヴァン・ドンゲンは、パリ滞在中にポスト印象派に影響を受け、点描による絵画制作を行っています。その後フォーヴィスムに傾倒し、太い輪郭線と鮮やかな色彩で女性の肖像を描くようになります。
大きな瞳と赤い唇。ドンゲンは妻グースを描く際に強調したこの特徴を、女性一般を象徴するものと捉えていたと考えられます。大胆にクローズアップされることによって、見開いた二つの瞳が一層強調され、みつめる眼差しに強度が加えられます。赤い口紅とネックレスが際立つこのモデルに、ドンゲンは当時の大都市、パリを生きる女性像を見たのでしょう。絵具の質感が生々しく感じられますが、唇や鼻、眉の一部に施されたピンクが衣服の色と調和し、画面全体に統一感を与えています。

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