御物石器

資料ID3762
分野考古
分野補縄文時代
区分実物
年代縄文時代晩期中葉(北陸編年の中屋式期、東北編年の大洞C2式期以降
県名岐阜県
市町村名加茂郡富加町
出所名又は地名津保川左岸
解説文又は共通解説文本資料は、加茂郡富加町内の津保川左岸の川原で発見されたものです。海老山遺跡に近いですが、関連は不詳です。橋本分類(橋本正『御物石器論』昭和51)によれば「濃飛型角式棒状頭式」の範疇に入り、北陸・北飛騨に偏在するタイプで、数は多くないありません。時期は縄文晩期中葉。橋本分類による第4期に属し、末期型式です。美濃で見つかるのは珍しく、河合村大門寺資料が本資料に似るといわれています。本資料は安山岩礫を丁寧に敲打して形成しており、優品の部類に入ります。(吉朝則富氏・増子誠氏のご教示による)なお、側面部には文様はみられません。

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