灰釉耳付広口壺

資料ID3761
分野考古
区分実物
年代平安中期~後期
県名岐阜県
市町村名不破郡垂井町
出所名又は地名美濃淵山山頂
解説文又は共通解説文灰釉陶器(かいゆうとうき)は奈良・平安時代に生産された施釉陶器です。植物灰を釉薬として用いて焼成されました。初めは官衙・寺院における祭祀用の瓶(へい)類が主でしたが、後には日常容器類も作られるようになり供給先も広がりました。
本資料は不破郡垂井町美濃淵山山頂で採集された平安時代の広口壺で、蔵骨器(ぞうこつき)などとして用いられることが多かったようです。山頂から見つかったと伝えられており、完形に近い形で残っているので、やはり埋納されたものだと考えられますが、出土状況や共伴遺物等は不明です。

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