諸国瀧廻り 美濃ノ国養老の滝

資料ID228148
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者葛飾北斎
年代江戸時代 天保4年(1833)頃
材質大判錦絵
寸法(図録用)縦37.3cm 横25.1cm
数量(単位)1枚
解説文又は共通解説文葛飾北斎による「諸国瀧廻り」は、各地の名瀑を描いた全8枚から成る揃物(そろいもの)(シリーズ物)。瓢亭種繁(ひょうていたねしげ)作、歌川国芳画『改色団七島(いろあげだんしちじま)』(天保4年〔1833〕刊行)の巻末広告に「諸国瀧廻り」があることから、この揃物の制作年を推測することができます。この揃物は全作で様式化が強く、本図でも養老の滝(岐阜県養老町)を垂直に落下する長方形の水流として表現します。また、この揃物は黄色や緑色の明るい彩色の中で、滝だけが濃い藍色と白色の鮮烈なコントラストを持って描き出される特長を持ちます。本図もその例に漏れず、見る者に強烈な印象を与えます。水が落下してしぶきを上げる、清涼感ある作品です。

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