歌川貞秀 宇治川先陣争図

資料ID228139
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者歌川貞秀
年代文久元年
材質大判錦絵三枚続
寸法(図録用)〈右〉縦35.7cm 横24.6cm 〈中〉縦35.6cm 横24.6cm 〈左〉縦35.6cm 横24.6cm
数量(単位)1口
解説文又は共通解説文本図は錦絵。『平家物語』などに語られる、宇治川の先陣争いを描いた武者絵。源義経に従う佐々木四郎高綱と梶原源太景季(かげすえ)とが、敵の源義仲の陣に一番乗りをせんと増水した宇治川を渡ります。前景に大きく描かれるのは「いけづき」に乗った高綱。本図ではこの勇壮な武者が主役です。彼と一番乗りを争うのが「するすみ」に乗った景季で、画面右に描かれます。「いけづき」も「するすみ」も源頼朝から拝領した名馬です。「するすみ」の生誕地と伝える場所は日本各地に点在します。その一つが岐阜県郡上市明宝です。「するすみ」のものと伝える轡も現地に残されています。

PageTop