歌川国芳 太平記英勇伝 登喜氏

資料ID228131
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者歌川国芳
年代江戸時代 嘉永元年(1848)~2年(1849)
材質大判錦絵
寸法(図録用)縦37.2cm 横25.6cm
数量(単位)1枚
解説文又は共通解説文本図は錦絵。「太平記英勇伝」は「太閤記」の登場人物を取り上げた揃物(そろいもの)(シリーズ物)。「太平記」は「太閤記」を言い換えたものです。人物の略伝を添えます。本図の登喜氏(ときうじ)とは、土岐氏の血筋を引く明智光秀のこと。画面では光秀が織田信長に対して思いをめぐらし、謀反について考えを練っています。頭の傷跡は、織田信長の怒りを買ったときに、森成利(なりとし)(蘭丸)に打たれた際のもの。織豊政権以後の武家に関する事柄を芝居や絵にすることは、江戸幕府によって禁止されていました。そこで、人名を変えたり、より古い時代のことに見立てたりして、芝居や絵を制作していました。

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