大日本三名将鑑

資料ID228115
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者豊原国周
年代明治15年(1882)
材質大判錦絵三枚続
寸法(図録用)〈右〉縦37.6cm 横25.6cm 〈中〉縦37.8cm 横25.6cm 〈左〉縦37.8cm 横25.8cm
数量(単位)3枚続
解説文又は共通解説文本図は錦絵。画面右に、織田信長を演じる四代目中村芝翫(しかん)を、画面左に豊臣秀吉を演じる五代目尾上(おのえ)菊五郎を、画面中央に徳(億)川家康を演じる九代目市川団十郎を描きます。当時の歌舞伎の中で3人の武将を一セットとして認識していたことを物語る作品です。江戸時代は、織豊政権以後の武家に関する事柄を芝居や絵にすることは、幕府によって禁止されていました。そこで、人名を変えたり、より古い時代のことに見立てたりして、芝居や絵を制作していました。本図に描かれるのは明治時代の歌舞伎なので、変名をしていません。しかし、本図中の徳川家康の「徳」の旁(つくり)が「意」となっています。

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