東海道名所図会(部分)

資料ID227787
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者月岡芳年
年代江戸時代 慶応元年(1865)5月
材質大判錦絵三枚続
寸法(図録用)〈右〉縦38.4cm 横24.9cm 〈中〉縦37.7cm 横24.89cm 〈左〉縦38.0cm 横25.8cm
数量(単位)3枚続
解説文又は共通解説文歌川芳虎筆「東海道名所図会」(元治元年〔1864〕11月)は十二枚続の錦絵です。徳川家茂の行列が文久3年(1863)2月13日に日本橋を出発し、東海道を通って京に至る様子を描いた図です。この十二枚続きの終わり(左)4枚(宮宿~京都)と入れ替わって、月岡芳年の本図(三枚続)が芳虎の図に接続する仕立てとなっています。芳年の本図は、名古屋から美濃を経由して大阪城に至る部分を描き、芳虎の図の鳴海宿に接続するように作られています。芳年の図を継ぐことにより、慶応元年(1865)年の家茂の上洛を描いた作品へと変化します。このときの上洛は5月16日に江戸を出発し、東海道、美濃路、中山道を通り、入京して参内した後、閏5月23日に大阪城に入りました。本図の改印は慶応元年5月を示します。

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