渓斎英泉 岐阻路ノ駅河渡長柄川鵜飼舩

資料ID227661
分野美術工芸
分野補絵画
区分実物
作者渓斎英泉
年代天保6 年(1835)〜天保13年(1842)頃
材質横大判錦絵
数量(単位)1枚
解説文又は共通解説文本図は錦絵です。歌川広重の「東海道五十三次之内」の好評を受けて刊行されたのが、「木曽海道六十九次之内」です。宿場ごとに1図割り当て、そこの風景を描きます。初めは渓斎英泉が作画を担当していましたが、後に手を引き、広重がその後を引き継いでいます。本図は英泉筆の一つ。長良川の鵜飼に取材します。長良川は「長柄川」(ながらがわ)とも表記しました。画面中央の鵜匠(うしょう)は火に照らされ、光の当たらない背には影が生じています。水中の鵜や中景の鵜舟(うぶね)はシルエットで表現され、闇夜に船首の篝火(かがりび)が浮かびます。背景の金華山(きんかざん)は墨の濃淡で表現されています。

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