雛飾り
資料ID | 2260 |
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資料名(ふりがな) | ひなかざり |
分野 | 民俗 |
分野補 | 儀式・年中行事 |
区分 | 実物 |
年代 | 昭和31~32年頃 |
解説文又は共通解説文 | 京都御所をモデルにした関西起源の御殿飾りは、東海地方には昭和になって普及した。この地方では、もともとの御所・紫宸殿ではなく、名古屋城のようなシャチホコを頂いた独特の豪華な建物になった。昭和20~30年代(1945~64)に大流行した、この夢のような御殿は、40年代以降には、次第に、現在見られる七段飾りに取って代わられた。本品は、郡上八幡町(現郡上市)で、初節句の祝いに買い求められたもの。段飾りになっていて、最上段の御殿の中に男雛と女雛を飾る。おなじみの15 人飾りの下段には、贈られた女の子の幸せと将来の良縁を願って親戚からプレゼントさ れた日本人形(汐汲と藤娘)も併せて飾られた。 |