峠三吉

作家名名(ヨミ)トウゲサンキチ
出身地大阪府豊能郡(現・豊中市)
生年月日(西暦)1917/02/19
生年月日(和暦)大正06年02月19日
没年月日(西暦)1953/03/10
没年月日(和暦)昭和28年03月10日

略歴・解説

詩人。大阪府豊能郡(現・豊中市)に生まれ、父の故郷である広島市大手町で育つ。広島市立大手町尋常高等小学校を経て、1930年、広島県立広島商業学校(現・広島県立広島商業高等学校)入学。1935年、同校を卒業して広島ガス会社に就職するが、肺結核と診断され(後に気管支拡張症と判明)、療養生活に入る。療養生活中には俳句・短歌になじみ、児童文学作品も書いた。父と共に身を寄せていた、広島市翠町の三戸家(長姉・嘉子の嫁ぎ先)で被爆。被爆後の広島で花屋や貸本業を営んだり、広島県庁に勤務したこともあるが、敗戦後結成された各種文化団体の委員・委員長・編集長として活躍し、広島における民主的文化運動の中心的存在の一人であった。しかし、一進一退する病は全快することなく、国立広島療養所(現・東広島医療センター)で肺葉切除の手術中に死去。

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