関羽図

資料名カナカンウズ
時代江戸
分野分類絵画(日本画)
員数1幅
作者等永峰伊水
登録番号B202000047
学術情報No.1
テーマ会津の絵画
資料解説関羽は中国・蜀の武将。勇猛で忠義に厚い人柄は多くの人に愛され、後に神格化もされています。関羽は赤ら顔で、豊かな髭をたくわえ、青龍偃月刀と呼ばれる大きな長刀を持つ姿に描かれ、本図もそれを踏襲しています。節を曲げず、忠義を貫き、悲劇的な死を迎え、死後は神になる。その経緯は日本の菅原道真に共通し、本図右上の会津藩儒者・高津淄川の賛でも関羽と道真が並び称されています。描いた画家・永峰伊水は、父・栄水および幕府奥絵師の狩野伊川院栄信とともに、5代容頌、6代容住の両会津藩主画像の制作に関わるなど、会津藩の重要な作画を担当しています。会津に伝わる永峰家歴代の作品は少なく、伊水の本格的な作品として大変貴重なものです。

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