鍾馗図

資料名カナショウキズ
時代江戸
分野分類絵画(日本画)
員数1幅
作者等佐竹永海
登録番号B201800042
学術情報No.1
テーマ会津の絵画
資料解説鍾馗は中国の唐の時代、玄宗皇帝の病床の夢に現れた神さま。いたずらをする小鬼を大きな鬼が取り押さえ、「私は終南山の鍾馗、科挙に落第して悲観し命を絶った自分に手厚くしてくれたご恩に感謝しています。」と告げました。目覚めて回復した玄宗は夢に現れた鍾馗の姿を描かせました。その後、鍾馗の絵は魔除けとして広まります。日本では、子どもを病気から守る神さまとして、端午の節句に飾られるようになりました。
本図の鍾馗は退治すべき悪鬼を剣に乗せて芸でも披露しているようなユーモラスな姿です。描いたのは佐竹永海。会津藩出身で谷文晁の高弟となり、後に彦根藩の御抱絵師となりました。本図は永海の洒脱なセンスを伝える優品です。

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