描法 No.27-77

TitleEcriture No.27-77
作者パク・ソボ(朴栖甫)
ArtistPark Seobo
制作年1977
素材/技法油彩、鉛筆・画布
サイズ(高×幅×奥行)194.4×259.9×-
国名韓国
管理番号4
作品解説1931年韓国、慶尚北道に生まれる。本作の画面全体を覆う流麗な曲線は、何かを表現するために引かれた線ではない。韓国の単色画の代表作家であるパク・ソボは、戦後、暗い色のアンフォルメル(非定型)絵画から明るい色彩のハードエッジ(鋭い縁を持つ)風の絵画へと大きくスタイルを変えながら、1967年頃にこの李朝白磁の肌合いにも似た静謐な「描法」シリーズを開始した。このシリーズで試みられたのは、作者の意図を離れた単純な行為の繰り返しと、そこから生みだされる必然的な線(行為の軌跡)であった。この描法によって、表現媒体としてのキャンバスの物質性を明示しつつ、手の動きが大きな空間を生み出していく。

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