the appearance of the world

OwnerUbe City
Search TypeOutdoor Sculpture
Japanese Titleこの世界のかたち
Artist神山 明 KAMIYAMA Akira
ExhibitionThe 21st UBE Biennale
PlaceCity Center
MaterialWood
Year2005
Size128cm×440cm×440cm
Weight700kg
Concept【作者コメント】長い歴史の中で、人が考えてきたことや見てきたものは、どんなものだったのだろうか、そして、私たちがこれから考えることや見るものは、どのようなものなのだろうか。それが、作品を作るときに僕がいつも考えていることです。この作品を見ながら、また椅子に座ってテーブルの上に広がる風景を見ながら、そんな僕たちの世界や歴史のことを考えてもらえたらと思います。

[Creator’s Comment] What have people thought and seen in the long history? What are we going to think and see in the future? This is the underlying question whenever I produce works. I hope the viewers reflect on our world and our history, while observing the work, or sitting on the chair and observing the landscape unfolded on the table.
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模型審査に、神山さんの応募があったことに少し驚いた。多分、審査員も驚いたと思う。木を使って街の風景を作る彫刻家として有名で、作品の形は繊細、内容的には物語性が強い。そのため、素材を含め野外展示には、あまり向いていないと思えた。その点、今回の作品ではさまざまな工夫が考えられた。まず、イペという南米産の耐候性に優れた木材を採用。芝生が広がる彫刻広場の景観にも考慮して、テーブルとベンチの形を選んだ。ベンチには、実際に座ることもできる。テーブルの上の風景も、安全性を考慮してか、シンプルに作られている。設置の時、神山さんは、「来たお客さんに座ってほしい」と言っていた。制作に際して、座った視点を意識したのだろう。結果的には、周辺にベンチが設置されていないため、休憩用に多くの来訪者が座っている。立ち位置で見る他の作品よりも、結果的に長い時間をかけ、じっくり鑑賞している。
Document ID21638
Source第21回現代日本彫刻展

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