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江戸城跡出土本丸関係資料
大分類 | 【指】指定文化財 |
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名称(ヨミ) | エドジョウアトシュツドホンマルカンケイシリョウ |
種別 | 有形文化財 |
区分 | 考古資料 |
員数 | 89点 |
指定年月日 | 2014/04/01 |
指定番号 | 千文(有)第71号 |
所在地 | 日比谷公園1-4 日比谷図書文化館 |
所有者(保持者) | 千代田区教育委員会 |
年代 | 江戸時代 |
内容・伝来 | 内訳:陶磁器79点、瓦10点 特別史跡江戸城跡の本丸に位置する「汐見櫓台石垣」修理工事で石垣背面から出土した資料で、これらは主に明暦3年(1657)の大火で石垣を修理した際に裏込めに混入した遺物群である。資料の内容から本丸で使用された什器類、御殿に葺かれていた瓦類と考えられる。 陶磁器類は、中国磁器17点、朝鮮磁器1点、肥前磁器57点、ほか4点であり、特に中国磁器の青磁洗(破片)などは国内出土貿易陶磁のなかでも類例がない。瓦は徳川家の城としての江戸城を象徴する、三葉葵のある鬼瓦である。 本件は、江戸城跡、なかでも本丸における徳川将軍家のあり方を示す貴重な痕跡である。陶磁器は、将軍家の権威や経済的優位性を示すものであり、千代田区に限らず、広く江戸時代の歴史を考える上でも重要な資料である。 |
備考 | 参考:千代田区教育委員会2011『千代田区文化財調査報告書(20)東京都千代田区 江戸城の考古学Ⅱ』第Ⅰ分冊・第Ⅱ分冊 |