山車人形(太鼓打人形・通称「てけてん小僧」)

大分類【指】指定文化財
名称(ヨミ)ダシニンギョウ(タイコウチニンギョウ・ツウショウ「テケテンコゾウ」)
種別有形民俗文化財
員数一式
指定年月日2007/04/01
指定番号千文(有民)第54号
所在地日比谷公園1-4 日比谷図書文化館
所有者(保持者)千代田区教育委員会
年代不詳(江戸時代後期ヵ)
内容・伝来江戸時代以来、山王社(日枝神社)の祭礼において麹町五丁目町会(現在の麹町三丁目の一部)の山車に使用された山車人形と伝わる。頭(2点)と手・足(2対)及び太鼓・太鼓台・竿(1対)・棒(1本)が現存しており、胴体並びに装束については現存しない。
「てけてん小僧」という呼称は、この人形がカラクリを操作することで太鼓を打ち、首や目を動かす「太鼓打人形」であり、太鼓を打つ「てけてん・・・」という擬音から「てけてん小僧」という通称が地元町会で用いられた。
この山車人形は、カラクリ構造を持つ江戸時代後期の作であること、製作当初の状態を保っていること、関東近郊においても他に類のない頭・手・足・撥・太鼓が一括して保存されている貴重な資料である。
備考材質:木ほか
両手については明治36年(1903)6月に補修がなされている。

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