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三谷家文書
大分類 | 【指】指定文化財 |
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名称(ヨミ) | ミタニケモンジョ |
種別 | 有形文化財 |
区分 | 歴史資料 |
員数 | 1026点 |
指定年月日 | 2007/04/01 |
指定番号 | 千文(有)第53号 |
所在地 | 日比谷公園1-4 日比谷図書文化館 |
所有者(保持者) | 千代田区教育委員会、個人 |
年代 | 江戸時代後期~昭和20年代 |
内容・伝来 | 神田の商家三谷家に伝来した資料群のうち古文書・記録類で、①近世後期から明治時代初期にかけての金物問屋紀伊国屋の取引に関するもの、②十代目三谷長三郎時代(明治時代中期~昭和初期)の経営に関する帳簿類、③三谷報恩会の経営に関する記録類(明治時代中期~昭和10年代)、④三谷家の家に関する記録類(近世後期~昭和20年代)などである。 近世~明治初期の家の経営に関する資料については、江戸東京中心部の商家のものとしてこのようにまとまったものが現存している事例は少なく、稀少性があるとともに、一部の日記類などからは、幕末維新期の地域の動向が窺える豊富な内容を含んでいる。 |
備考 | 三谷家10代目長三郎については、すでに神田地域の小学校などに多くの寄付をしたことで知られ、現在でも彼の教育面で果たした功績やその人柄が、地域の人々に語り継がれているほか、東京の伸銅品問屋の間では、戦前の株式会社三谷本店の系譜を引く問屋が数件現存することもあって、経営面に強い関心の目が注がれてきた。その意味で株式会社三谷本店・三谷合資会社の帳簿・記録類は、10代目時代の経営状況を詳細に伝えるものとして非常に重要であるといえる。 ※寄託:165点 ※平成28年4月1日184点追加 |