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籠祖講関係石造物群

大分類【指】指定文化財
名称(ヨミ)カゴソコウカンケイセキゾウブツグン
種別有形民俗文化財
員数9点
指定年月日2005/04/01
指定番号千文(有民)第48号
所在地外神田2-16-2 神田神社境内
所有者(保持者)宗教法人神田神社
年代嘉永3年(1850)~昭和36年(1961)
内容・伝来内訳:
①鳥居(明神鳥居)…1基
嘉永3年(1850)10月に建立・奉納、のち昭和14年(1939)9月に再建。
②水盤…1基
大正14年(1925)11月に建設・奉納。
③記念碑…1基
昭和14年(1939)9月に設置。前年9月1日の大暴風雨で倒れた鳥居を講員一同が協力し再建した事跡を伝えるため。
④狛犬…1対
籠祖神社が昭和27年(1952)に再建されてから10年を迎えたことを記念し、昭和36年(1961)11月に奉納。
⑤常夜燈…1対
嘉永3年(1850)11月に建設・奉納、明治21年(1888)に再建奉納、さらに昭和27年(1952)11月に神社再建に合わせて再建。
⑥玉垣…1基
当初の玉垣が昭和20年(1945)3月9日の空襲で被災したため、昭和27年(1952)11月に起工し奉納。
⑦石標…1基
昭和27年(1952)11月に奉納。
籠工商祖神講は、屑籠職人と籠職人で結成した講で、神田亀井町(現在の岩本町一丁目)を中心に活動し、魚河岸や青果市場などで使用されるザルや籠を製作した。盛時には100人以上いたが、竹に代わりプラスチック製のものが普及し、現状では講員は減少している。しかし、現在も講組織としての活動が続けられ、毎年11月に例大祭が行われている。
これらの石造物群は、江戸時代から昭和にいたる籠工商祖神講の信仰の様子を伝える資料である。
備考材質:
①鳥居…石(安山岩)
②水盤…石(安山岩)
③記念碑…石(安山岩)
④狛犬…石(安山岩)
⑤常夜燈…石(安山岩)
⑥玉垣…石(安山岩)
⑦石標…石(花崗岩)
寸法:高さ(cm)×幅(cm)×奥行(cm)
①鳥居275.0×350.5×57.0
②水盤32.7×76.0×32.3(水盤部分)、23.5×18.1×42.0(台石部分)
③記念碑119.5×56.0×9.5(記念碑部分)、12.0×88.5×29.0(台座部分)
④狛犬【本殿から見て右側】42.0×39.0×21.0(狛犬部分)、86.0×63.0×51.0(台座部分)
【本殿から見て左側】47.0×43.5×21.8(狛犬部分)、87.5×64.5×55.0(台座部)
⑤常夜燈【本殿から見て右側】155.0×52.7×52.5(常夜燈部分)、7.5×79.8×79.5(台座部分)
【本殿から見て左側】155.6×52.7×52.9(常夜燈部分)、6.7×78.0×52.9(台座部)
⑥玉垣104.6×20.5(延長282.1cm)
⑦石標215.4×80.5×76.0

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