鉄製天水桶

大分類【指】指定文化財
名称(ヨミ)テッセイテンスイオケ
種別有形民俗文化財
員数一対
指定年月日1999/04/01
指定番号千文(有民)第35号
所在地外神田2-16-2 神田神社境内
所有者(保持者)宗教法人神田神社
年代弘化4年(1847)奉納
内容・伝来本件は神田や新川辺りの江戸の酒屋が世話人となり、弘化4年(1847)に奉納された銅製天水桶1対で、神田神社拝殿前に置かれている。碑文には数多くの銘文が刻まれており、「下り・地廻酒屋中」からは株仲間との関わりが考えられる。千代田区には近世以前にその由緒を遡ることのできる寺社が現存し、またこのような寺社に保管されている奉納物などは、かつての千代田区域に居住した人々の信仰の一端、特に神田神社と周辺の人々との関わりを考える上で欠くことのできない貴重な資料である。
備考材質・形状:鉄製の天水桶で、それぞれ石製台座にのせられている。
寸法:(本殿向かって右側の数値、括弧内は左側の数値)
幅118.2(118.4)cm、行103.7(103.6)cm、高99.0(100.8)cm
口縁部厚9.9(10.1)cm
石製台座幅121.6(121.5)cm、同行108.2(108.3)cm、同高22.6(22.6)cm
銘文は左右とも裏面「弘化四年丁未歳九月吉日」「江山関根為宝書」「当所鋳工、堀口武兵衛」「武州川口 鋳物師 永瀬源七」、外側側面「世話人」「北新川 松兼店和助」「茅場町 小惣店伊兵衛」「南新川 鹿利店由兵衛」「鎌倉河岸 □店政次郎」「筋違外 鈴木店新助」「願主」「摂州灘大石 松屋店内一同」「筋違外 鈴木新兵衛」、内側側面「下り・地廻酒屋中」

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