萬鐵五郎

作家名(よみ)よろずてつごろう
作家名(英語)YOROZU Tetsugoro
生地岩手県東和賀郡十二ケ村(東和町土沢)
生年1885
没地神奈川県茅ヶ崎町
没年1927

作家解説

大正元年にフュウザン会を結成して展覧会を開催した美術家たちには、斎藤与里、高村光太郎、岸田劉生、木村荘八、萬鉄五郎などがいた。彼らはファン・ゴッホに代表される後期印象派、あるいはフォーヴィスムの影響の色濃い個性的な表現の作品を発表した。萬は1914年には東京を離れ、家族とともに郷里である岩手県土沢に帰っている。彼は東京という大都会の喧噪と距離をおくことで、より自覚的な絵画を追求しようとしたと考えられている。ヨーロッパのモダニズムの移入という問題から、さらに困難な日本化という課題に挑み、日本の風土に根差した表現を模索している。

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