戸張孤雁

作家名(よみ)とはりこがん
作家名(英語)TOHARI Kogan
生地東京市日本橋区本小田原町
生年1882
没地東京日暮里
没年1927

作家解説

はじめ挿絵作家として活躍し、荻原のもとで彫刻に転じ当初は文展で活躍していたが、客観的な写実に優れた作風の作家たちが主流となって日本型のアカデミスムが形成されたため、1916年に院展に移った。初期作品では柔らかく流動的な肉付けや瞬間的な動勢の表現により生命感を表していたが、晩年には内省的、象徴的と見られる作風を示した。また1918年日本で最初の版画団体である日本創作版画協会を山本鼎らとともに創設し、版画を自立したジャンルとして近代において確立させようとした。

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