鳥海青児

作家名(よみ)ちょうかいせいじ
作家名(英語)CHOKAI Seiji
生地神奈川県平塚市
生年1902
没地東京
没年1972

作家解説

神奈川県須馬村(現平塚市)に生まれる。本名、正夫。画才に秀で、15歳より油絵に親しんだ。1924年の春陽会に2点が初入選し、同年、春陽会で若手の三岸好太郎らと麓人社を結成した。1930年、ヨーロッパを外遊。モスクワからスペイン、モロッコなど各地を歴訪したが、アルジェリアには一年半滞在した。1933年に帰国し、以後春陽会で発表し、また美術批評も行った。石を絵具に混ぜた作品は、汚いと評されもしたが、独自のマティエールとして確立した。1943年に春陽会を退会し、独立美術協会会員となった。また川端康成、小林秀雄などの文学者とも交流を深めた。1940年頃より日本の古美術への興味を深め収集を始めたが、このことは制作にも多大な影響を及ぼした。1957年以降、幾度となく海外に旅行し、現地に取材した作品を発表した。

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