オリガ・ローザノワ

作家名(よみ)おりがろーざのわ
作家名(英語)Ol'ga ROZANOVA
生地メレンキ(ロシア)
生年1886
没地モスクワ(ロシア)
没年1918

作家解説

ロシア・アヴァンギャルドを代表する女性作家で、ジャンルは油彩画、ドローイング、本の装飾など多岐にわたる。美術評論や詩も書いた。モスクワとペテルブルクの美術学校で学ぶ。モスクワではポポーワと親しくなった。1910年にペテルブルクでクリビンと知り合い、彼を通じてマチューシンやグローを知り、彼らのアパートで「青年同盟」の創設に参加。1911年にペテルブルクに移り、フィローノフ、マレーヴィチ、タトリン、マヤコフスキイと知り合う。「青年同盟」の全ての展覧会に出品するなど、最も活動的なメンバーの一人となった。1912年に未来派の詩人フレーブニコフとクルチョーヌイフと知り合い、とりわけ後者との関係は親密で、ユニークなロシア未来派の文集を共同制作した。1916年にマレーヴィチの「シュプレムス」に合流。この頃には彼女の様式は、キュビスムや未来主義から色彩の相互関係による純粋な抽象へと進んだ。この年にシュプレマテスムの画家たち、マレーヴィチ、エクステル、ポポーワ、ウダリツォーワ、クリューン、プーニらと制作し、クルチョーヌイフの影響のもとで詩作をする。1917年、20世紀の非対称絵画の傑作のひとつ《緑のストライプ》を制作。革命後は美術の再編成に携わり、人民教育委員会IZOの芸術産業小部門を率いた。

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