JO198800005000_981221_001T, 1998/12/21撮影, Public Domain

高須光治君之肖像

作家名岸田劉生 KISHIDA Ryusei
制作年1915年
技法、素材油彩、画布
寸法45.5×38.0
分野絵画(日本)
所蔵作品登録番号JO198800005000
解説モデルは豊橋出身の洋画家で草土社同人であり、岸田に師事し、椿貞雄らと共に代々木時代の友人のひとりだった。高須によれば、モデルとなった作品は「素描三枚と油絵が三枚で、油絵はその中一枚は一日書き未完成である」。
画面上部に欧文文字を書き入れ、左上にはモノグラム、右上には「20 JANUARY 1915」の年記がある。1915年10月の第一回草土社展に出品された。後期印象派の洗礼を受けた後、代々木に越して以来徐々に西洋古典の写実性に傾倒していった。この時期デューラー等の北方ルネサンスの画家やブレイクなどから影響を受け、「写実的神秘派」「内なる美」などの観念を見出し、それを描写している。

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