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正方形頌

作家名ジョーゼフ・アルバース Josef ALBERS
制作年1962年
技法、素材油彩、メゾナイト
寸法75.0×75.0
分野絵画(海外)
所蔵作品登録番号FO198800001000
解説「正方形頌(Homage to the Square)」と題する多量の作品を形成したシリーズのうちの点。これは、1949年から彼の死の1976年まで継続された。入れ子状に重なる4つの色面で構成され、各色面は、垂直軸に対して相互にシンメトリカルに置かれ、水平軸に対しては構図のグリッド・システムに順じて非対称に置かれるのが彼の基本構造であったが、時にはこうした色面のうち最大のものが省略されることもあった。彼はこれらの作品についてこう言っている。「こうした作品を隣り合わせに置いて見ると、それぞれの絵画が、それ自体、いわば楽器編成であることがわかる。これはつまり、これらは異なったパレットであり、したがって、いわば異なった気風を持つことがわかるのである。使用された色彩の選択とその順序は、互いに前へ後ろへと影響し合い、変化しあう、相互作用を意図している」(1965年)。

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