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拠点の崩壊

作家名尾藤豊 BITO Yutaka
制作年1959-60年
技法、素材油彩、画布
寸法115.3×194.0
分野絵画(日本)
所蔵作品登録番号JO198900020000
解説戦後間もなく開催された美術文化協会第6回展を機に早々に同会から離反した尾藤は、脱退者たちを中心として前衛美術会を結成しました。現実の具体的な事件や事象と切り結ぶルポルタージュ絵画の先駆者の一人として、尾藤らは社会問題を共産主義的な視点から告発するための文法としてシュルレアリスムを用いるようになります。本作は第13回前衛美術展(1960年)出品作で、ダリ風の地平線描写を脱し、俯瞰図と断面図とを取り混ぜた独自の空間構成を生んでいます。

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