M1523_050805_001, 2005/08/05撮影, Public Domain

切支丹踏絵(複製)

制作年明治-昭和時代(20世紀)
技法、素材真鍮
分野工芸(日本)
所蔵作品登録番号JA200300629000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号M1523
解説 三代家光の治世下の長崎で始まった、キリシタンに信仰の対象の図像等を踏ませる絵踏は、その後九州諸藩で制度化されました。当初は信仰物そのものを踏ませましたが、すぐに磨耗・破損したため、長崎奉行所が真鍮製のものを20枚造らせます。うち1枚は失われ、残り19枚は現在東京国立博物館に伝わっています。
 明治時代末から昭和時代にかけて、土産物や教育参考品として真鍮踏絵の複製品が数多く作られました。当館蔵の踏み絵も、その一つだと考えられます。
 踏絵の図像は踏まれて摩滅したかのようにも見えますが、実際には初めから曖昧に作られています。その表現が経年で変化した雰囲気を、後年の複製は再現しています。信仰の対象から弾圧の道具へと姿を変え、さらにその歴史を伝えるために複製された聖母像を、木村定三氏がどのような意図で買い求めたのか定かではありません。画家・熊谷守一の箱書は、この踏絵を前に、二人が江戸時代のキリシタンに思いを馳せたのだろうということを物語るのみです。

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