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ナホトカ

作家名香月泰男 KAZUKI Yasuo
制作年昭和36(1961)年
技法、素材油彩、画布
寸法33.4×19.1
分野絵画(日本)
所蔵作品登録番号JO200200020000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号KT061
解説〈シベリア・シリーズ〉のうちの《ナホトカ》(1961年)の関連作品である。〈シベリア・シリーズ〉は1943年の応召から満州での軍隊生活、敗戦後のシベリアでの抑留、1947年の郷里山口県三隅への帰還まで4年半にわたる香月の戦争体験を描いた57点の連作である。この作品は〈シベリア・シリーズ〉のうちの《ナホトカ》(1961年)の関連作品である。縦長の画面に頭と足が折り重なるように描かれている。「チョイナゴルスクから15日目、日本海の群青が目にしみるナホトカの浜辺についた。乗船までの十数日を、旧海軍用のテントで寝たが、頭と足を入れ違いに横向きで寝る息苦しさに、ときどき幕外の溝にのがれて寝たこともあった」と香月は回想している。

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