原形と写形 No.2

作家名庄司達 SHOJI Satoru
制作年1978年
技法、素材鉛筆、紙
寸法112.0×82.0
分野水彩・素描(日本)
所蔵作品登録番号JD200000001000
解説1968年に始められた〈白い布による空間〉は、庄司の布による作品の原形であり、そこでは立方体に組まれた金属の枠に吊るされた布によって、重力という不可視のエネルギーが視覚化されている。このシリーズにはいくつかのヴァリエーションがあり、《’68-2》では、何本もの糸で吊られた一枚の大きな白布が山並みのような起伏を見せている。その作品では布は空中に水平に浮遊しており、起伏があるとはいえ、基本的に布は平面的に提示されている。一方、《’68-7》ではぴんと張られた19枚の四角い布が上下に等間隔に吊られ、均整のとれた立体的な作品になっている。これと近い作品が《’68-6》である。異なるのは、上下に吊るされた布の一枚一枚が不規則なねじれを持つために、統一の中に不規則性が生まれていることである。この素描は上下に吊るされた布の一枚一枚が不規則なねじれを持つ《’68-6》の断面を写し取ったような作品であり、始点を終点を等間隔にする何本もの線は、上に行くにしたがって起伏の振幅を大きくしていく。「原形と写形」という題名は、1974年に開催された個展の名称に使われている。

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