JJ199600003000_000000_001T, 0000/00/00撮影, Public Domain

散華

作家名村上華岳 MURAKAMI Kagaku
制作年1939年
技法、素材紙本墨画淡彩
寸法68.0×32.3
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ199600003000
解説この作品は1939年11月9日から12日まで日本橋高島屋で開かれた昭華会新作日本画展に出品されたものである。華岳はその会期中の11日に喘息発作のため亡くなった。喘息に悩まされつつも「製作は密室の祈り」を生き方の指針としていた華岳は、制作に対する集中力と、精神と画技の鍛練を怠ることなく密度の高い仕事を持続した。華岳は題材を山水、牡丹、椿、仏画などに限って対象と自分の内奥との交感を繰り返し、純化された心象世界を生み出している。亡くなる年になると華岳は体が弱まり、さすがに集中力をいささか欠くこともないわけではなかったが、この作品では、厳しくも柔軟性をたたえた描線と薄く加えられた彩色に高い精神的集中度をうかがうことができ、豊麗とも清浄ともいわれる明るく澄んだ華岳の内面世界が非常によく表れている。

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