090-1392-1-7

群雄書巻

文書群名群雄(瓜生家)・一儒書巻
史料番号090-1392
枝番(始)1
差出・宛名・作成者(奥書・端裏)①(北条)高時(花押)→瓜生弾正
②(朝倉)義景(花押)→瓜生大納言
③弾正忠(織田信長)
④(織田)信長(印)→茶箋(信意)
⑤(北畠)信意(花押)→瓜生内記
⑥佐々内蔵助成政(花押)→瓜生内記
⑦(前田)利家(印)→瓜生内記
⑧日比野三十郞良忠(花押)→安井将監
⑨(前田)利常(印)→瓜生彦兵衛
⑩(北畠)信意(花押)→瓜生内記
⑪(柴田)修理亮勝家(花押)→瓜生内記
⑫(織田)信雄(印)→瓜生内記
⑬(前田)利家(印)→瓜生内記
⑭徳山野祐海慈門(印)
作成年代等①元亨2年(1322)12月19日
②5月22日
③天正3年(1575)9月
④(天正3年<1575>)8月20日
⑤(天正3年<1575>)8月22日
⑥11月4日
⑦正月29日
⑧9月22日
⑨6月11日
⑩天正3年(1575)7月27日
⑪天正3年(1575)10月27日
⑫天正11年(1583)7月22日
⑬天正12年(1584)7月
⑭貞享2年冬
形態巻子(14点をまとめる)

 ①切紙
 ②折紙
 ③一紙
 ④折紙
 ⑤折紙
 ⑥折紙
 ⑦折紙
 ⑧折紙
 ⑨一紙
 ⑩折紙
 ⑪折紙
 ⑫折紙
 ⑬折紙
 ⑭続紙
点数1
内題・刊次①北条高時書状
②朝倉義景書状
③織田信長禁制写
④織田信長書状
⑤北畠信意書状
⑥佐々成政書状
⑦前田利家書状
⑧日比野良忠書状
⑨前田利常書状
⑩北畠信意知行宛行状
⑪柴田勝家知行宛行状
⑫織田信雄知行宛行状
⑬前田利家知行宛行状
⑭瓜生家由緒書
解説・備考・キーワード・人名前田利家に仕えた瓜生家6代源之丞が貞享2年(1685)にまとめたもの。群雄の巻はその題の通り、戦国時代に活躍した朝倉義景・織田信長・北畠信意(織田信雄)・佐々成政・柴田勝家・前田利家らの書状14通が巻物にまとめられており、北陸における戦国期の動きを伝えてくれる。宛所のほとんどが瓜生内記宛であるが、瓜生家は元々越前の土豪であり、朝倉氏仕えていたが、織田信長の北陸進出により以後織田信雄や柴田勝家などに仕えている。特に天正3年(1575)の文書が中心となり、織田信長より府中を任された前田利家・佐々成政など、府中時代の政治状況の一端が窺い知れる貴重なものである。なお、瓜生家が加賀藩に仕えるのは、天正12年(1584)に前田利家から扶持をもらってからで、以後代々加賀藩に仕える。

箱書
(表)「群雄一儒書巻
     明治丁亥(20年) 千坂高雅(印)」
(裏)「群雄一儒書巻詩并引 
     明治20年4月2日 多田省一(印)」

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