エリマキシギ(天城町松原、9月)

エリマキシギ ( Ruff )

名称(ヨミ)えりまきしぎ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態雄はキジバトより少し小さく、メスはイソヒヨドリくらいの小柄で、雌雄の大きさが異なる。くちばしは黒くて短く、足は長くキアシシギに似た黄色。雌雄とも、冬羽は頭から胸にかけては褐色や黄褐色で、翼の上面は暗褐色と褐色のまだらで、コシャクシギやウズラシギに似ている。対して、雄の夏羽は和名の通り、首まわりの羽毛が伸び、白、赤褐色、白黒の斑点などの目立つ姿に変わり、体色の個体変異は多彩になる。
生息種類旅鳥
概要【分布】
ユーラシア大陸北部で広く繁殖し、アフリカ大陸中南部、地中海周辺、南アジアの沿岸、オーストラリアなどへ渡り越冬する。徳之島では旅鳥で、春秋の渡りの時期に、少数が飛来する。

【生態】
1羽もしくは数羽で渡来し、干潟や芝地で甲殻類や昆虫などを捕食する。5番目の画像にあるように、4月上旬に見られた雄は濃い羽毛が生えてきていたが、エリマキらしい羽毛ではなかった。国内では繁殖羽の姿は、ほとんど見られないようである。

【島内の目撃情報】
8月下旬~9月中旬、天城町総合運動公園の陸上トラックやその周辺の芝地に飛来する傾向にある。以前は干潟や沈砂池でも見られていた。ほか、徳之島町諸田池でも記録がある。
観察できる場所天城町総合運動公園の芝地など

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