ヨナマビーチのゼニイシ、右はイシヨウジ(魚類)

ゼニイシの仲間 ( A kind of Foraminifera )

名称(ヨミ)ぜにいしのなかま
形態単細胞生物ながら、ゼニの名を冠するように、白っぽく薄い一円玉のような形で、ヨナマビーチの水中では本当に1円玉くらいに見えるが、直径1センチ前後。樹木の年輪(ねんりん)のような同心円の筋が見られる。
概要※本種はサンゴ(一般的な動物)でも海藻(一般的な植物)でもなく、単細胞の原生生物であるが、日常的にサンゴ礁で見られるため便宜上こちらに掲載している。お土産品「星の砂」で有名なホシズナと同じ、ロタリア目とされている。

【分布】
西太平洋の暖海に分布し、イノー/礁池(しょうち)と呼ばれるサンゴ礁のリーフが発達した内側の浅い海、波静かで浅く明るい水域で見られことが多い。

【生態】
細い糸状の組織をめぐらせ、藻類、海草や石や岩の上にくっついて、その表面に生えた藻類や、付着したデトリタス(有機物)などを食べる。体内には渦鞭毛藻(うずべんもうそう)を共生させており、採餌のみならず光合成によっても養分を得られる。

【島内の目撃情報】
天城町内では、ヨナマビーチのサンゴの周辺や、サンゴ由来の石がごろごろしているところで見られる。一見、何かの骨か薄い石が医師に付着しているように見えるが、ほとんどが生きている。寒くなると、数が極端に少なくなるようである。
観察できる場所発達したリーフの外側で、潮流が緩やかな沿岸
生息地のGoogleマップURLhttps://goo.gl/maps/AborfDxfxpvtZWr67

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