ギンムクドリ(浅間、4月)

ギンムクドリ ( Red-billed Starling )

名称(ヨミ)ぎんむくどり
中分類スズメ目
小分類ムクドリ科
形態イソヒヨドリと同じくらいの大きさ。遠目には全身がベージュとグレーのツートーンに見える。英名のとおり、くちばしは鮮やかな赤である。雄は頭部の白が目立ち、雌は雄に比べて褐色みがあり、くすんだ色合いに見える。雌雄とも足はオレンジやサーモンピンクで、比較的鮮やか。
生息種類冬鳥(渡鳥)
概要【分布】
中国の南東部で繁殖し、ほとんどが留鳥とされているが、一部はベトナム北部へ移動して越冬するとされる。国内に飛来するのは少数ながら、石垣島など八重山列島では恒常的に越冬している。徳之島では、ムクドリが定着しているためか、天城町総合運動公園やその周辺で見られる機会が増えている。

【生態】
本土では一般的に1羽の場合が多いが、南西諸島では比較的群れで渡来する場合が多い。徳之島では冬鳥として少数が渡来する。キュリッや、キュルルなどムクドリより高く澄んだ声で鳴く。草地や芝生、樹上などで、小さな虫や種子などを食べる。

【島内の目撃情報】
近年、次第に冬鳥として渡来が増える傾向にある。天城町総合運動公園の草地や、近隣の浅間、岡前の果樹園やガジュマルなどの樹木で見られる。ムクドリやホシムクドリと行動を共にすることが多い。2023年1月には、岡前で60羽前後の群れが観察された。
観察できる場所天城総合運動公園、浅間や岡前周辺の牧草地

PageTop