アマミハンミョウは大あごが目立つ(三京)

アマミハンミョウ ( A kind of Ground beetle )

名称(ヨミ)あまみはんみょう
中分類コウチュウ目
小分類オサムシ科
形態15ミリ前後の小柄なハンミョウ。内地で見られるナミハンミョウのように赤、緑、青のメタリックカラーでなく、徳之島産では鈍い青のメタリックで、奄美大島産と同様の鈍い赤銅色の個体も見られる。そのうち前翅には、目立つ8つの薄い黄色の斑点がある。一見、足の長いゴミムシのように見えるが、頭には大あごがある。幼虫は大あごを持った15ミリくらいのイモムシで、地中に穴を掘って、地上の昆虫などを待ち伏せする。
概要【分布】
奄美大島、徳之島に分布し、加計呂麻島でも記録があるとされる、奄美群島の固有種。

【生態】
成虫は薄暗い林道などの地上にいて、餌となる昆虫やクモなど狙っているが、人が近寄ると距離をとるために、フワッと数メートル移動する。その様子から、内地ではミチオシエなどと呼ばれている。幼虫は、湿った地中に穴を掘って住み、地上を通りかかる昆虫などを捕食する。

【島内の目撃情報】
天城町内では、夏の三京林道で普通に見られ、観察に適している。ただし、林道で観察する際には、役場企画財政課へ許可申請が必要か、問合せされたい。また、徳之島町・金見の長浜では、小さな川の流れのわきで赤銅色の個体が見られる。
観察できる場所河川沿いにある林道、海岸沿いの小さな川沿いなど

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