ホンクロシタナシウミウシ(伊仙町 瀬田海、6月)

ホンクロシタナシウミウシ ( A kind of Sea slug )

名称(ヨミ)ほんくろしたなしうみうし
中分類巻貝類
小分類海の巻貝(サザエ、ウミウシなど)
形態全長5センチほどの黒いウミウシ。白砂をちりばめたような細かな白斑があり、目の先が白い。白斑の多少の差異、あるいはほとんど無い個体も見られる。触角の先は白い。まだ小さく数ミリのときは、オレンジ色をしているという。よく似たクロシタナシウミウシは、外套膜に灰色や黄、オレンジなどの縁取りがあり、触角の先が共色となっている。また、尾部にある二次鰓が大きい。
概要【分布】
西太平洋、インド洋の暖海のごく浅い海に分布するという。徳之島では、浅場の岩礁や磯の潮だまりなどで見られる。

【生態】
ウミウシの食性は多岐に渡り、かつ細分化しており、シタナシウミウシは歯舌(しぜつ)を持たずカイメン類を吸い込んで食べる。黒い姿から黒っぽいカイメンを食べると思われるが、不明。雌雄同体。

【島内の目撃情報】
磯の潮干帯にできる潮だまりで見られる。
観察できる場所外洋に面した磯の潮だまりなど

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