フトユビシャコ(天城、喜治海岸)

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フトユビシャコ ( A kind of mantis shrimp )

名称(ヨミ)ふとゆびしゃこ
中分類シャコ目
小分類フトユビシャコ科
形態体長10センチほどになるシャコ。通常は6~7センチ。シャコはエビとは異なり、大きく発達した複眼が体の前端についており、向きを自由に動かすことができる。色の個体変異が大きく、緑褐色や茶褐色の斑や、鮮やかな赤、クリーム色と褐色の縞模様の個体など様々。とてもよく似たフトユビシャコモドキとの見分けは、尾の真中=尾節にある経て筋状の盛り上がりの本数を用い、3本であれば本種、5本であればフトユビシャコモドキである。
概要【分布】
フランス領ポリネシア周辺、西太平洋、インド洋の亜熱帯、熱帯の浅い海、潮干帯に広く分布するとされる。徳之島では、泥の少ない、砂や小石のある磯の潮溜まり、イノー(礁池)などで見られる。

【生態】
2mまでの浅い海で見られることが多い。生物界でトップクラスのスピード、時速80キロでパンチを繰り出し、パンチ力のみならず、キャビテーションに伴うバブルパルスの衝撃を利用して対象を破壊する。巻貝、二枚貝、エビ・カニなどの甲殻類を叩き割って捕食する。

【島内の目撃情報】
天城町内では、松原~前野のイノー(礁池)、喜治の海岸などで見られる。
観察できる場所泥の少ないイノー(礁池)や、砂礫のある磯の潮溜まりなど

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