真昼に現れたゴイサギ(徳之島町 大瀬川、11月)

ゴイサギ ( Black-crowned night heron, Black-capped night heron, Night heron )

名称(ヨミ)ごいさぎ
中分類ペリカン目
小分類サギ科
形態カラスくらいの、中型のサギ。普段は首をたたんでいるため、一見小柄に見える。頭頂から背、腰にかけて紺色に近い暗色で、翼は灰色。胸は薄い灰色で、顔、腹から尾にかけて白い。光彩は赤く、くちばしは黒い。足は黄色い。幼鳥は褐色の羽毛で、その中に明るい斑点があるため、ホシゴイと呼ばれることがある。
生息種類留鳥
概要【分布】
アジアからアフリカ、北米から南米北部の温帯から熱帯の湿潤な地域に広く分布する。比較的寒い地域で繁殖した個体は、南下して越冬する。徳之島では河川や河口で見られ、時折干潟のメヒルギ周辺にも飛来する。

【生態】
徳之島では、7月下旬には親離れした幼鳥が見られることから、奄美大島で繁殖した個体が飛来しているか、徳之島でも繁殖している可能性もある。夜行性で、主に浅い河川や池などにいる小魚や、エビ、カニなどの甲殻類、カエルやオタマジャクシ、昆虫などを採餌する肉食性。夜、「クワッ クワッ」とカラスに似た声で鳴きながら飛ぶ。


【島内の目撃情報】
夜行性で、昼は河川や池に近い木の枝でじっとしているため、とても見つけにくい。天城町内では、上名道池や空港周辺で見られることがある。徳之島町では、ダイマル付近の大瀬川が引き潮の時に、飛来することがある。基本的に夜間に採餌するとされるが、河口域には餌となるボラの幼魚などが多いため、干潮にができ川が浅くなると、昼間でも見られることがある。2023年6月上旬、徳之島町の諸田池で幼鳥が見つかり、島内で繁殖している可能性がある。
観察できる場所河川の露出した石の上や、池周辺の木の枝など。
関連動画https://drive.google.com/file/d/0Bz9RA7q_36_zRjJjbnA0SjFidlk/view?usp=sharing

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