アメリカザリガニ(外来種、三京川産)

アメリカザリガニ ( Red swamp crayfish )

名称(ヨミ)あめりかざりがに
中分類エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど)
小分類アメリカザリガニ科
形態体長15センチを超えることもある、中型のザリガニ。個体差はあるが、おおむね赤黒い体色をしている。雄の方が雌よりもはさみが大きくなる。なお、はさみ足は5対の歩脚のうち、最も前の足である。(テナガエビは、前から2番目の歩脚がはさみ足となっている)

ザリガニは、エビ目エビ亜目のなかの大きなグループの一つ、ザリガニ下目に属する生物群のこと。エビ亜目には、ほかにコエビ下目、イセエビ下目、ヤドカリ下目、カニ下目などがある。食材で有名なロブスター/オマールエビのうち、アメリカンロブスターは体長1メートルを超えることがある。
概要2020年6月、環境省主催の特定外来生物等専門家会合(第12回)において、本種は特定外来種指定はされなかった。理由は、飼育者が規制を免れるために放流する、ことを懸念してのことである。もとより日本の侵略的外来種ワースト100に入っており、規制は時間の問題のため、飼育は控えるのが賢明である。

【分布】
北米大陸南部、ミシシッピ川流域周辺が原産地とされる。

【生態】
流れのゆるやかな川、池などに生息し、汚濁にも強い。基本的には夜行性とされるが、しばしば昼も見つかる。植物や枯葉、動物の死骸、小魚、昆虫、オタマジャクシなど様々な物を食べる雑食性。共食いもする。夏に繁殖、雌は卵を腹にかかえて保護し、さらに幼体は、ある程度成長するまで腹についている。寿命は5年ほどとされる。

【島内の目撃情報】
西阿木名小中学校・三京分校の側溝で、繁殖が確認されている。
観察できる場所比較的平らな岩場や磯、漁港

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