越冬中のキセキレイ(総合運動公園、2月)

キセキレイ ( Grey wagtail )

名称(ヨミ)きせきれい
中分類スズメ目
小分類セキレイ科
形態スズメより大きく、尾羽が長い。ハクセキレイと比べると、細身な印象。頭から背にかけて灰色、翼は黒、腹は黄色と、めりはりのある色調。飛び立つ際や着地の際は尾羽を広げ、中央は黒く両端が白いので、よく目立つ。雄成鳥の夏羽ではのどが黒くなるが、全体的には、周年あまり色合いが変化しない。

※英名Yellow wagtailは本種でなくツメナガセキレイ。本種のようにめりはりはなく、全体に黄色みのある体色。
生息種類冬鳥(渡鳥)
概要【分布】
ユーラシア大陸、アフリカ大陸北部や東部などで広く繁殖する。北部で繁殖した個体群は、南下して越冬する。徳之島では毎冬、越冬する個体が見られる。

【生態】
ハクセキレイより高めの声で、鋭く「チチッ、チチッ」と鳴きながら飛ぶ。地上を歩く際は、尾を激しく上下に振る。林内や集落内の狭い道路、川べりなど、開けていない場所で、昆虫やクモなどを捕食する。越冬するのは一部で、さらに南下する個体が多く、春や秋の夕方に天城町総合運動公園のよう壁で休む、数十羽の群れが見られる。

【島内の目撃情報】
比較的じめじめした集落内の路上や、林道などで見られることが多い。
観察できる場所集落内や森林を通る、じめじめした路上など

PageTop