アマミコケヒシバッタ(三京林道)

アマミコケヒシバッタ

名称(ヨミ)アマミコケヒシバッタ
中分類バッタ目
小分類ヒシバッタ科
形態体長10ミリほどの、小さなヒシバッタ。翅は短く、背が盛り上がった独特の体形。体色はイシカワガエルのような比較的鮮やかな緑と黒の斑や、暗褐色の強い枯れ葉状など、個体差がある。目はトビハゼのように突出し、6割くらい外殻に覆われている。一見するとまぶたがあるように見えるため、CG映画のキャラクターの顔風に見える。
概要鹿児島県のレッドデータブックには、奄美大島の固有種とされているが、2018年5月5日に天城町の三京林道で雌が見つかっている。オキナワコケヒシバッタと本種とは別種。

【分布】
奄美大島と徳之島で見つかっているため、加計呂麻島や請島にも生息している可能性がある。

【生態】
翅が短く飛ばない代わりに、強烈なジャンプ力を持ち、体の大きさからは想像できないような猛スピードで跳ねて移動する。じめじめした場所を好み、コケや枯れ葉、動物の死骸などを食べる雑食性と考えられる。

【島内の目撃情報】
三京林道で、撮影者のズボンに偶然とまっていた記録のみ。おそらく、森林内の川や池の周辺などコケが生えるような、うっそうとして薄暗い環境に生息しているため、非常に見つかりにくいと思われる。なお、三京林道に入るには、林野庁鹿児島森林管理署の許可が必要なので注意。
観察できる場所三京林道

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