オガワコマドリ

オガワコマドリ ( Bluethroat )

名称(ヨミ)オガワコマドリ
中分類スズメ目
小分類ヒタキ科
形態スズメくらいの大きさ。頭から背、尾の上面は、緑がかった褐色 ≒ うぐいす色。腹側はくすんだ淡い褐色で、白ではない。雄は頬から胸にかけて、前掛けのような模様があり、青、黒、白、茶の帯状の模様があり、特に青が目立つ。眉班は白く、くっきりしている。雌は前掛けの青い部分がなく、茶色も淡い。コマドリ類に特有の、頭と尾を上げ、反ったような姿勢をする。
生息種類冬鳥(渡鳥)
概要以前は、国内では迷鳥扱いだったが、現在は稀な旅鳥、冬鳥である。

【分布】
ユーラシア大陸の中、北部、アラスカなどで広く繁殖する。(ただし、いくつかの亜種に分かれている)冬季はスペイン、アフリカ中部、アラビア半島、インド北西部、東南アジアなどへ南下する。最近の調査で、国内でも少数が越冬することが判ってきた。徳之島では、2019年1月に初めて見つかり、また越冬が確認された。

【生態】
徳之島では希な冬鳥と考えられ、ノゴマと同様に成長したサトウキビ畑や、川辺に生えるアシの茂みなどで越冬すると思われる。森林にも生息するとされるが、比較的乾燥した場所を好むので、南西諸島のジャングルで越冬する可能性は低いと思われる。非常に隠遁性が高く、滅多に茂みから出ない。昆虫や種子などを食べる雑食性。サトウキビ畑で毎年、少なからず越冬している同じコマドリ類、ノゴマも隠遁性が高く見つからないのと同様に、ほとんど人目に触れないことと、ノゴマと違い冬はほとんど声を出さないことから、非常に確認されにくい種である。

【島内の目撃情報】
2019年1月下旬、天城町内の岡前川津辺、南川沿いの畑地で見つかった。夕方、日没1時間前程度の時間に限って、未舗装道路で採餌する姿が見られた。車中に居れば、窓を開けてい観察していても、間近まで寄ってくることもある。

※生息地マップは初記録の場であり、常時生息するわけではなく、あくまで参考。
観察できる場所よく伸びたサトウキビ畑や川沿いの茂み周辺
生息地のマップhttps://goo.gl/maps/kVrDZuH7QyC2

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