ヒバリシギ

ヒバリシギ ( Long-toed Stint )

名称(ヨミ)ヒバリシギ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態スズメより多少大きい程度の小柄なシギ。頭から背、翼の上面は褐色や黄褐色のまだらで、どことなくヒバリに似ている。夏羽では赤褐色が目立つ。腹部は白い。くちばしは黒くて細く、短め。白い眉班があるものの、はっきりしない。足は比較的長く、黄緑色っぽい。

※ヒバリシギ、トウネン、オジロトウネンなど、サイズも見た目も似た小型のシギは、羽毛の色合い、足の色、長さで見分ける。なかでもヒバリシギは、足が長いので見分けやすい。
生息種類旅鳥
概要【分布】
ユーラシア大陸の冷帯気候の地域で、ごく局所的に繁殖し、秋冬はインド、東南アジア、オーストラリアに渡る。徳之島でも、春秋の渡りの時期に見られる。

【生態】
渡来数は多くないが、春秋の渡りの時期に毎年見られる。繁殖期以外では、池や田んぼなどの内水面で採餌し、海岸や干潟に飛来することは少ないとされる。そのためか、徳之島では越冬が確認されていない。干潟で、せわしなく走りながら泥上の小さな昆虫、エビ、カニなどの節足動物、ゴカイや、見通しの良い草地で昆虫やカタツムリ、種子などを食べる肉食性の強い雑食性。8月、繁殖を負え越冬のために移動している途中だが、稀に求愛のダンスをすることがある。

【島内の目撃情報】
天城町内では、沈砂池や三面張りの池田川、天城町総合運動公園南西にある泥の多い干潟などで見られる。また近年は、天城町総合運動公園の野球場内で見られるようになった。警戒心は強く、近づくことは難しい。
観察できる場所沈砂池、用水路、干潟、干潮時の河口など

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