ソリハシシギ

ソリハシシギ ( Terek Sandpiper )

名称(ヨミ)ソリハシシギ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態体はイソヒヨドリより多少大きい程度の小柄なシギ。頭から尾にかけ、上面は湿った砂のような褐色。腹部は白い。くちばしは細長く、名の通り、先が上に反っている。キアシシギよりも足が黄色い。雌雄同色。
生息種類旅鳥
概要【分布】
ユーラシア大陸の冷帯気候の高緯度地域を中心に繁殖し、秋冬はアフリカ大陸、インド、東南アジア、オーストラリアに渡る。徳之島でも、春秋の渡りの時期に見られる。

【生態】
渡来数は多くないが毎年見られる。島で越冬はしない。干潟で、せわしなく走りながらカニを捕食する。食べづらいはさみや歩脚は、振り外して食べる。本種のみが群れて飛ぶ際は「ピィピィピィ、ピィピィピィ」と盛んに鳴く。岩場などで休むときは、キアシシギの群れに交じっていることが多い。

【島内の目撃情報】
松原から浅間にかけての干潟に多い。砂上や浅い水辺で、カニを追いかけて走る姿が見られる。また大潮の満潮時には戸ノ木団地西側の岩場に集まるシギ、チドリの中に混じる。春は4~5月、秋の戻りは7~10月に見られることが多い。警戒心が強いため、近くで観察するのは難しい。
観察できる場所干潟、干潮時の河口

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